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たか高の今を伝えます

たか高ストーリーズ [在校生インタビュー]_日本にいながら海外留学!?AIG高校生外交官プログラムレポート

たか高ストーリーズ ~タカコウから始まるミライへ~
在校生、卒業生たちの高梁高校での出会い、学び、これからの夢。それぞれのたか高ストーリーを紹介します。

■成長する在校生インタビュー
高梁高校の在校生にインタビューしました。
たか高でのリアルな学校生活や日々の成長の様子を知ることができます。

今回の在校生:小林 記明さん[普通科/2年次生]岡山市立岡山中央中学校出身

今日は、7月24日から10日間参加した「AIG高校生外交官プログラム(通称HSD)」について報告させていただきます。高校生外交官プログラムには大きく分けて2つのタイプがあります。日本の高校生がアメリカへ渡米するタイプと、日本でアメリカの高校生を迎え入れ、ルームメイトとして共同生活を行うタイプです。

私は日本プログラムに参加し、京都でアメリカ人高校生と10日間の共同生活を行い、日米相互の文化交流を体験してきました。このプログラムの最大の特徴は、施設内での使用言語が英語のみ、スマホの持ち込み禁止という、非常に厳しい環境が設定されていることです。日本にいながら海外にいるような徹底した英語環境でした。参加に向けた準備としては、プログラム開始の約4か月前から始まりました。日本メンバーと大学生とともに、ZoomやメールでのWeb会議を重ね、プログラム中に実施する企画やディスカッションの練習を行いました。また、英語で過ごすことを想定した英語学習の時間も設けられました。

このプログラムには地域アンバサダーという役割があり、自分の地元の魅力を発信する活動が含まれています。私はプログラム開始前に岡山県知事と高梁市長にお会いし、直接お話を伺う機会を得ました。

文化交流の一環として、全国各地から集まった日本人メンバーが、それぞれの出身地について英語でプレゼンテーションを行いました。参加者の中には有名高校出身者や英検準1級・2級保持者も多く、私の英語力では対応が難しい場面も少なくありませんでした。しかし、このプログラムを通じて得た経験は、そうした困難を遥かに上回る価値あるものとなりました。

プログラムの核となるディスカッションでは、日本とアメリカの様々な社会問題について話し合う機会がありました。日本では自殺問題やメンタルケアが主要課題として議論される一方、アメリカでは大学進学費用の問題が深刻な社会問題として取り上げられました。私のルームメイトからは、アメリカの銃規制問題についても話を聞くことができました。銃をなくしたいという強い願いを持ちながらも、社会の危険性から完全に手放すことができないという複雑な状況を教えてもらいました。

アクティビティの中で、特に印象に残っているのは、プログラム終盤に開催されたダンスパーティーです。言葉の壁に苦しんでいた私も、この時ばかりは心から楽しむことができま した。プログラム最後に流れた「See You Again」という曲では、日本メンバー、アメリカメンバーの区別なく、全員が涙を流しながら別れを惜しみました。言葉は通じなくても、その場を楽しむ気持ちや感動は世界共通であることを実感した瞬間でした。

今回のプログラムの経験を通して、自分と向き合い、自身の成長を感じることができました。将来の進路についても深く考える貴重な機会となりました。

このプログラムのスローガンである「Grab the Core」
「真髄をつかめ」という意味を、文化交流、人間交流、そして自分自身の探求を通じて実際に体験することができました。参加者一人一人が高校生外交官として、チャレンジ、リスペクト、プライドという3つのキーワードを胸に活動することの大切さを学びました。最初は言語の壁に苦労しましたが、最終的には自信を持って貴重な経験ができたと
胸を張って言えます。短い期間でしたが、全国から集まったメンバーや海外から来た参加者たちと出会えたことは、私にとって人生の宝物となりました。

最後に、プログラム期間中に講演していただいた、HSD卒業生で、アジア人初のアメリカのブロードウェイ女優として活躍されている由水南さんの言葉を皆さんにお伝えしたいと思います。
彼女は「The sky is the limit」「可能性は無限大」という言葉を胸に努力を続け、今の地位を築かれました。この言葉は私の心に深く響きました。皆さんも、何事にもチャレンジする気持ちを忘れずに、自分の可能性を信じてみて
下さい。可能性は本当に無限大です。そして皆さんが、もし少しでもこのような国際交流プログラムに興味があるようでしたら是非参加してみて下さい。

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