Learning Initiatives 学びのしかけ
踏み出し、つながり、伸びるタカコウ、一人ひとりが主役です
地域や世界をフィールドに、「伸びる、つながる、踏み出す」を支える学びのしかけで、「未来を拓く8つの力」を育みます。
グランドデザイン
たか高グランドデザイン
学校教育目標を踏まえ、たか高で身につける「未来を拓く8つの力」の育成に向けて、どのような教育活動を、どのように実施していくかを全体計画として明らかにしたものです。
「未来を拓く8つの力」コモンルーブリック
たか高で身につける「未来を拓く8つの力」の到達状況を評価するための基準表です。目指している力が身についたのかどうかを確認でき、学びに役立ちます。
「伸びる」を支える学びのしかけ
高梁高校は、学力向上、学力伸長率県下NO.1を目指した、「伸びる」を支えるさまざまな学びのしかけを用意しています。
一人ひとりを大切にする個別最適な学び
誰一人取り残すことのない学び。生徒一人ひとりを大切にする教育が高梁高校の伝統です。単位制のメリットを生かし、一人ひとりの夢の実現に寄り添う多彩な学習サポートで学力を伸ばします。
少人数・習熟度別授業
1クラスを2つに分割しての少人数での授業や、教科の理解度に応じた講座編成で弱点克服やレベルアップをねらう習熟度別授業など、個に応じたきめ細かく丁寧な授業で、一人ひとりの学力を伸ばします。
多彩な選択科目
年次が進むにつれて、多彩な選択科目が設定されており、難関大学への進学にも対応した多彩な科目選択群から、自分の進路や興味・関心に応じて科目を選ぶことができます。
一人ひとりを大切に育てる「2人担任制」
1クラスを2人の担任で受け持つことで、一人ひとりの生徒としっかりと向き合うことができます。生徒の個性をしっかりと把握し、一人ひとりを大切に育て伸ばします。
少人数クラス編成[普通科]
普通科3年次では、1クラスを30人前後の少人数クラスに編成し、2人の担任が生徒の個性をしっかり把握し、きめ細かな教科・進路のカウンセリングを行います。学校生活の相談にものります。
専門的に学ぶコース選択[家政科]
家政科では、「単位制」の仕組みを取り入れ、自分の興味・関心・進路に応じたコース選択ができます。1年次では全ての家庭分野の基本を学びます。2、3年次では被服・保育・食物のコースに分かれ、それぞれの興味・関心・進路に適した科目を学びます。福祉の分野は食物・被服・保育のいずれのコースを選んでも、学習することができます。
食物・被服・保育の3コースから選べます
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食物コース
いのちの源 -
被服コース
形づくる喜び -
保育コース
子育ての大切さ -
福祉
心が通じる喜び
学びの志を育むラーニングサポート
生徒一人ひとりを大切にした丁寧な学習サポートで、学びの志を育みます。
学びのナビゲーター「シラバス」
シラバスには、学習の進度予定だけではなく、どのような内容で授業が行われるか、重要なポイントやどういった力を身に付けてほしいのか、どこをどう評価するのかなどが掲載されています。自分なりの学習計画で主体的に学ぶためのガイドブックとして利用できます。
学びの指針「学習スタンダード」
よい準備、気持ちの切り替え、好奇心・探究心・向上心が良い学習を生みます。そして良い学習が良い進路を生みます。ワンランク上を目指した、学びの指針です。
学び方を学ぶ「学習方法体験講座」
新入生は、入学後すぐ高校での学習がスムーズにスタートできるように、普通科では「国語」「数学」「英語」の3教科の予習・復習の仕方、ノートの取り方、辞書の引き方などを丁寧に習います。また家政科では3教科に加えて、専門科目である「食物」「被服」「保育」を中心に実習を交えて学習の仕方を習います。
年5回の丁寧な「カウンセリング週間」
年3回のクラス担任とのキャリアカウンセリング、年2回の教科担任との教科カウンセリングで、将来の進路や学習、生活上の悩みについて、ともに解決していきます。
学びを深める「サタデースクール」
土曜日に学校を開放して、学習やその他の活動の場として提供しています(年10回)。普段授業では扱いにくい、じっくりと考える発展的内容やそれまでの授業の復習など、学力をさらに伸ばすように工夫した講座を開講しています。
志が集う「進路学習室」
本館2階にある進路学習室は、早朝や放課後に多くの生徒が自主学習に利用しています。学校案内や大学入試のための赤本が充実しています。
ICTによる未来の学び
Society5.0は日本が目指すべき未来社会のコンセプト。そして、そのような未来社会で活躍できるのは、ICTをうまく活用して社会の課題を解決できる人です。
高梁高校では、授業を中心に学校生活全般で、生徒全員が1人1台端末Chromebookを活用しています。こうした先進的なICT教育の内容が認められ、日本教育工学協会(JAET)から高等学校では中四国初の「学校情報化優良校」として表彰されました。高梁高校はICTによる学びを充実させ、学力向上はもちろん、未来を拓く人づくりにも力を入れています。
ICTで学ぶ、1人1台端末Chromebookを活用した学び
ICTを活用したアクティブラーニング。Chromebookを思考、表現とコミュニケーションのツールとした授業で、アクティブに授業へ参加できます。教育用クラウドGoogle Workspace for Educationを活用し、情報を収集、整理・分析、互いの考えを共有。スタディサプリやlocus等のWEB学習サービスを導入、授業と家庭学習がつながり、自律的で個別最適な学びや探究の学びの質を高めます。生徒たちの学びのフィールドと可能性が大きく広がっています。
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国語×ICT
1人1台端末活用事例
個々の意見を全体共有 -
数学×ICT
1人1台端末活用事例
授業ワークシートへの書き込み
Kamiアプリを活用した板書の共有 -
理科×ICT
1人1台端末活用事例
化学Googleフォームを活用した演習
物理協働編集、データの可視化 -
地歴・公民×ICT
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英語×ICT
1人1台端末活用事例
ChromebookとPDFファイルの授業活用 -
家庭×ICT
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芸術×ICT
1人1台端末活用事例
書道Jamboardを活用した協働学習
Chromebookを活用したアニメ作成 -
保健体育×ICT
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総合的な探究の時間×ICT
WEB学習サービス「スタディサプリ」
普通科で、「スタディサプリ高校講座・大学入試講座」を導入しています。「到達度テスト」とあわせて活用し、個々の力に応じた学習が可能となります。
- ・スタディサプリ高校講座・大学入試講座
- 基礎・基本レベルから難関大受験対策まで各科目等の講義を視聴できる動画サイトです。一人ひとりのレベルに合わせた講座が自由に選択出来、スマートフォン等でいつでもどこでも何回でも学習できます。共通テスト対策講座や総合型選抜対策対策講座、小論文講座、英検対策講座、活動を記録するポートフォリオ機能等、新しい大学入試に対応したコンテンツも利用できます。
- ・到達度テスト
- 一人ひとりの学習の段階を測定するもので、その結果は、どの動画サイトを閲覧することで弱点を補えるか、一人一人に伝えられます。
WEB学習サービス「locus」
地域の課題に向き合うことで、新たな価値を生み出す「探究学習プログラム」。実社会が抱えるさまざまな課題やイノベーションの実際、実社会の現状を動画で学び、問いを発見します。
オンライン交流
姉妹校のノーウッド・インターナショナル高校との国際交流の他、大学の先生などによる講義、卒業した先輩と語る会など、高梁にいながら世界の人々とリモートでつながり、体験の幅を広げることができます。
たか高ポータルサイト
高梁高校では生徒が利用できるポータルサイトを導入しています。いつでも、どこでも、Chromebookやスマートフォンから、行事予定、SHRの連絡事項、時間割変更などの情報を確認することができます。
ICTを学ぶ、教科「情報」
大学入学共通テストの試験科目に「情報」が導入されます。高梁高校には専任の情報科教諭が配置され、指導体制は万全です。情報社会における問題の発見と解決のためのスキルを身につけるため、情報デザイン、プログラミング、データの活用などの手法を学びます。
1人1台端末活用事例 Chromebookを活用した授業例
メディア掲載情報
メディア等で取り上げられた高梁高校のICT教育関連記事をまとめました。
- 教育時報2023年10月号(岡山県教育広報協会)事例紹介:学校情報化優良校_高等学校での端末活用状況
- 教育時報2022年1月号(岡山県教育広報協会)私の工夫:教育におけるクラウドサービスの活用~教育のデジタル化とDXに向けて~
- VIEW next高校版2022年2月号(Benesse)実践事例:様々な教育活動で端末を利用し、学校ぐるみでICT活用のスキルを向上
- 月刊高校教育2022年2月号(学事出版)実践!高校現場のICT活用:コミュニケーションで広がるICTの利活用-岡山県立高梁高等学校の取組
- キャリアガイダンス2021年7月号(リクルート)実践事例:多様な生徒の主体的な学びを実現するために、基礎学力を繰り返し学修できる教材で定着させる
地域に開かれたプロフェッショナルな学び[家政科]
地域のプロから学ぶ授業を年間170時間実施、家庭科技術検定1級の複数取得を目指します。学びの集大成「家政科展」等、学びを地域で発揮する機会を多く設け、高度な専門技術を伸ばします。
「つながる」を支える学びのしかけ
地域と向き合い、世界とつながる。たか高には、地域や世界と交流し、本物と出会う多くの機会があります。
地域や世界のさまざまな人との出会いが、感動と成長につながります。
地域と向き合うキャリア探究
探究×キャリア。自分と社会の関わりをじっくりと考え、探究活動を中心としたキャリア学習を進め、自分の夢や生き方を見つけられます。
キャリア探究プログラム「方谷学」
「方谷学」とは、幕末に備中松山藩(現:高梁市)で活躍した陽明学者にして財政家、教育者である山田方谷(1805年~1877年)の名前にちなんでいます。山田方谷は、藩主板倉勝静(1823年~1889年)のもとで財政危機に陥っていた藩を立て直すとともに、教育者として多くの優秀な人材を育成しました。方谷の諸改革は、幕末の「地方創生」というべきものであり、備中松山城御根小屋(現:高梁高校)で、藩政改革に取り組まれたとも伝えられています。
「方谷学」では、志をもって未来を創る方谷の理念と生き方を規範に、地域課題の解決に取り組み、地域とのつながりの中で「至誠惻怛」の心を育みます。
※至誠惻怛(しせいそくだつ):まごころと思いやり 山田方谷の言葉
キャリア探究プログラム「方谷学」ロードマップ
社会の課題解決に挑戦する「地域×課題探究」と自分の生き方を考える「進路×生き方探究」を往還する学びを通して、「よく生きる」ためのキャリア観を身につけます。自分を理解し、眼の前に見える社会に学び、幸せに満ちたより良い社会をつくる「人」を目指します。
社会の未来を考える「地域×課題探究」
自ら設定、選択した課題を、仲間と協働しながら探究。グローカルな視点で、新しい知や価値を創造します。
WEB学習サービス「locus」
地域の課題に向き合うことで、新たな価値を生み出す「探究学習プログラム」。実社会が抱えるさまざまな課題やイノベーションの実際、実社会の現状を動画等で学び、問いを発見します。
地域と向き合う!語り場@タカコウ×シヤクショ
高梁市役所の方を招いて、高梁の町について話を伺います。地域の抱える課題について、生徒なりに考えるきっかけとなります。
地域と向き合う!Welcome!地元で働く方谷先生
地元で活躍している人々を「方谷先生」と位置づけ、仕事の内容、地元で働く意義、やりがいや魅力、苦労などについて話を伺います。
地域・社会の課題をグローカルな視点から考える「方谷ゼミ」
社会の抱えている課題、地域の抱えている課題に対して、地域をフィールドとしながら調査を展開し、得られた情報の整理・分析を通じて改善策を提案します。SDGsの目標を大切にしながら志をもつ仲間と協働し、世界的視野に立って考え、地域視点で社会に参画していきます。
探究活動の課題設定と計画
課題に関する情報収集と整理、分析
地域の方々への取材
課題解決の検討と提案
プロジェクトの発表
自分の将来を考える「進路×生き方探究」
社会と自分の生き方を関連づけて考え、将来なりたい自分を見つめ、自らの進路を拓きます。
ミライ体験授業
大学や専門学校の先生をお招きして、さまざまな学問分野の専門家による講義。上級学校ならではの専門性の高い授業が受けられ、「自分が何を学びたいか考えるきっかけになった」などの声があります。進路選択について考えるきっかけの一つであり、生徒たちのよい刺激になっています。
3年間を見通した「進路研究プログラム」
3年間を見通した系統的なプログラムで、じっくりと自分の進路を考えます。
たか高Fit in サポート、学問研究①[学問研究、文理選択、コース選択、科目選択]、学問研究②[学部学科研究、先行研究調査、科目選択]、入試制度研究[併願パターン、入試方式研究]、自己表現活動[小論文、志望理由書]、キャリア講演会、進路講演会、小論文講座、志望理由書講座、岡山大集会、難関大集会、卒業生を囲む会など
世界とつながるグローバルな学び
高梁の地で国際感覚を育みます。世界の人々とつながり、視野を広げ、実践的英語力と多様な価値観を認め合うグローバルマインドを身につけます。
世界をフィールドにした「国際交流プログラム」
オーストラリア、ノーウッド・インターナショナル高校との姉妹校交流
南オーストラリア州アデレードにあるノーウッド・インターナショナル高校と平成3年から姉妹校提携を結び、現在、短期相互訪問と中期留学を行っています。
・短期相互訪問
隔年で希望生徒約20名が約2週間にわたりお互いの高校を訪問し、学校生活やホームステイ先での家庭生活を体験します。訪問時期は、8月上旬から中旬で、本校生徒が姉妹校を訪問し、授業や生徒同士の交流を通じて、オーストラリアの文化を学び国際感覚を身に付ける機会となっています。また、姉妹校の生徒が来校するのは、9月下旬から10月上旬で、本校生徒宅にホームステイしながら、授業や部活動などを共にすることで友情を深めます。
・中期留学
7月中旬から9月末にかけて本校生徒が姉妹校を中期訪問し、ホームステイをしながら姉妹校の生徒と一緒に授業を受講し、英語力アップとコミュニケーション力アップを目指します。また、9月末から12月上旬にかけて姉妹校から生徒が来校し、一緒に学ぶことで、英語の面白さや異文化に触れる喜びを実感します。
・オンライン交流会
令和2年度より、国際交流の学びの一環として、オンライン交流会を行っています。
高梁高校と姉妹校のノーウッド・インターナショナル高校とをリモートでつなぎ、お互いの顔を見ながら普段の授業の様子や部活動などについて話をすることで、交友を深め英語を学ぶことができます。
フランス・リヨン市のアンペール高校との教育交流
高梁市はフランス・リヨン市のアンペール高校と平成30年5月29日に教育交流協定を締結しました。この教育交流協定は、英語圏以外の国との交流を通して、高梁市内の高校生に幅広い国際感覚を身につけてもらうことを目的としています。
アンペール高校は創立500年を迎える伝統ある高校で、年間150人の生徒が日本語を学んでいます。隔年で短期相互訪問を行い、授業や家庭生活を体験します。
I Just 国際交流基金
高梁高校には、同窓生からの寄附による国際交流支援基金があります。基金を活用し、国際交流のすばらしさを体感して、地域に貢献できる人になってほしいとの思いで設置されたものです。高梁高校の生徒は、渡航費用などの補助を受けることができます。
英語4技能を高める「英検対策プログラム」
民間英語検定を入試に活用する大学が増えています。たか高では、毎年6月と10月に学校で実用英語検定を受験できます。卒業までに全員が2級に合格するレベルになることが目標です。英検の取得に取り組む生徒のために、サタデースクールで級別対策講座などのサポートがあります。
「踏み出す」を支える学びのしかけ
たか高スピリッツ「Challenging~一歩前へ~」の精神のもと、前に踏み出す生徒たちを支えるさまざまなしかけがあります。
生徒が主役の主体的活動
高梁高校では生徒が主役です。自主自律の精神で一歩前に踏み出す生徒たちを支援しています。
自主自律の「生徒会活動」
生徒による、生徒のための生徒会活動が、先輩から後輩へと受け継がれています。
生徒自身の手で創る「学校行事」
たか高の生徒会は、年間を通してさまざまな学校行事を企画・運営しています。
地域と生きる「ボランティア活動」
地域に役立つ行動のすばらしさを実感できます。
文武不岐を実践する「部活動」
「文武不岐」の精神のもと、部活動と学習の相乗効果を狙います。