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たか高の今を伝えます

卒業生インタビュー_“食”で寄り添う仕事に魅せられて、実習が導いた進路 

たか高ストーリーズ ~タカコウから始まるミライへ~
在校生、卒業生たちの高梁高校での出会い、学び、これからの夢。それぞれのたか高ストーリーを紹介します。

■活躍する卒業生インタビュー
たか高を巣立った先輩は、どのようにたか高で学び、社会で活躍しているのかを知ることができます。

今回の卒業生:福田 香奈江さん[家政科、平成28年卒業]高梁市立高梁中学校出身
職業:管理栄養士 食”寄り添う仕事て、実習進路

Q.進学先での活動や社会人としての経験を教えてください。

私は管理栄養 士を目指して、大学の栄養学科に進学しました。専門的な授業が多く、時には苦手な科目に苦戦することもありましたが、わからないことを親身になって教えてくださる先生方や、同じ目標に向かって共に頑張る友達のおかげで、充実した学生生活を送ることができました。3回生の校外実習では、学校給食や高齢者施設で約 1 週間の実習を経験しました。その当時は、管理栄養士として働くという目標がありながらも、具体的な就職先については決めかねていました。しかし、いくつかの実習先を通じて、高齢者の食事に携わりたいという思いが強くなり、食事を通じて身近でコミュニケーションを取り、ご高齢者の方々に楽しく食事をしていただきたいという想いから、高齢者施設での就職を決めました。実際に社会人として働き始めると、学生時代には経験できなかったご高齢者との接し方や栄養ケアマネジメントに戸惑いを感じることもありましたが、先輩の管理栄養士にサポートを受けながら業務に取り組むことができました。また、私が就職した時期は、コロナウィルスの流行が始まった頃だったため、感染対策をはじめとする新たな対応が求められました。様々な制限の中でも、毎日提供される食事がご入居者様の健康維持に役立つこと、またご入居者様に喜んでいただけるよう工夫することに、大きなやりがいを感じました。

約5年間の実務経験を経て、現在では加熱調理後に急速冷却することで品質を一定期間保つ「クックチル」方式の導入・普及に携わっています。各施設にとって最適な厨房運営や経営の効率化を支援するとともに、食の安全性と美味しさを両立させ、ご入居者様の QOL 向上に貢献していきたいです。

Q.学校生活で特に印象に残っているエピソードを教えてください。

 

 

たか高での思い出は、部活動と学業の両立に励んだ、忙しくも充実した日々です。私はバスケットボール部に所属し、仲間とともに練習に打ち込みました。最後の大会では、目標としていた県大会への出場を果たすことができました。当時、たか高の女子バスケットボール部が県大会に出場するのは十数年ぶりのことで、高校生最後の大会で仲間と一緒に結果を残せたことは、今でも大切な思い出です。

学業面では、食物コースを選択し、専門的な知識や技術を基礎から少しずつ身につけていきました。日頃の学びの成果を地域社会に向けて発表する「家政科展」にも一生懸命取り組み、その経験を通して大きく成長できたと感じています。また、先生方の親身なご指導のおかげで、家庭科技術検定において「三冠王」を達成することができ、それが卒業後の大きな自信へとつながっています。部活動と学業、そして検定との両立は簡単ではありませんでしたが、今振り返ると、とても充実した 3年間だったと感じています。


Q.後輩であるたか高生たちに伝えたいことはありますか。


高校生活を送る中で、勉強や進路について多くの悩みや不安を抱えることもあるかと思いますが、さまざまなことに積極的に挑戦し、後悔のない選択を重ねていってほしいと思います。困ったときや悩んだときには、高梁高校には、いつでも相談に乗ってくださる先生方や、支えてくれる仲間がいます。あっという間に過ぎる三年間を大切にしながら、自分の進路や生き方を見つけていってください。

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