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たか高の今を伝えます
後期授業公開期間レポート_データを疑い、歴史を読み解く。探究型学習の現場から
教職員研修「後期授業公開期間」に行われた公開授業の様子を紹介します。
■世界史探究
11月17日(月)5校時、2年3・4組を対象にした「世界史探究」の公開授業が行われました。会場となった2-3HR教室には、先生方も集まり、少し緊張した雰囲気の中で授業がスタートしました。
授業担当は、 磯山和希教諭。単元は「アジア諸地域の交流・再編」。
そして授業の大きな目標は──王安石の改革の内容や結果を、当時の政府の財政事情と結びつけて説明できるようになること。

Padlet に提示された質問SQへの回答をふまえ、今日の目標であるMQを自分たちなりにまとめる活動。他者の意見を取り入れながら話し合いを深め、試行錯誤しながらも、歴史の流れを“自分の言葉”で説明しようとする生徒たちの姿に、大きな成長を感じました。

また、この日は 高校教育課の東原指導主事からのご指導もいただき、授業の質をさらに高める貴重な機会となりました。
■論理・表現Ⅲ
11月21日(金)2校時、3-3HR教室で、3年2・3組を対象とした「論理・表現Ⅲ」の公開授業が行われました。
この日の授業を担当したのは 村上貴澄教諭。扱う単元は、ヨーロッパを中心に話題になっている「Flight Shame Movement(飛び恥運動)」です。この日は 三重県から本校視察に来られた先生方も見学されており、いつも以上に引き締まった雰囲気の中で授業が進行しました。
本時の目標は──乗り物別の二酸化炭素排出量データについて“自ら検証したうえで反論し、環境に配慮した使い方を英語で提案すること”。環境問題を英語学習と結びつけるという、まさに“実社会につながる”アクティビティです。
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生徒たちはグループごとにインターネットを活用し、提示されたデータの真偽を自分たちの視点で検証していきます。調べた事実を踏まえ、短い英語で“反論文”を作成し、スライド化。そして、完成した英文とスライドを使ってクラス全体に英語で発表。環境問題の視点を盛り込みつつ、自分の言葉で主張を伝える姿はとても頼もしく、最終学年らしい深い学びを感じさせました。

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