Blog

たか高の今を伝えます

総合的な探究の時間「方谷学」_アメリカの入試問題に挑戦!「傘」から始まる創造の旅

5月8日(金)6限に、1年次生を対象とした総合的な探究の時間「方谷学」がありました。この時間は、知識の習得だけでなく、思考力・問題解決能力・コミュニケーション能力といった、これからの社会で求められる力を育むことを目的とした学びの時間です。

◆探究学習とは何か

授業の冒頭では、「総合的な探究の時間」の学習指導要領に基づき、この授業で身につけてほしい力について確認しました。
探究学習は、生徒自身が疑問を持ち、それに対して情報を収集・分析し、試行錯誤を重ねながら答えを見出していくプロセスです。ただ知識を覚えるのではなく、自ら考え、他者と対話しながら、より良い解決策を模索することが求められます。

◆創造力を刺激する入試問題に挑戦

続いて、生徒たちはアメリカ・ミネルバ大学の入試問題に挑戦しました。この大学では、独創性を重視した問題が出題されることでも知られています。
今回取り上げられた問題は、「“傘”の使用法で思いつくものをすべて書き出しなさい」というもの。一見シンプルな問いですが、日常の中で当たり前に使っている物の見方を変えることが求められます。
まずは個人でじっくりと考え、続いてグループでの話し合いを通して多様なアイデアを共有し合いました。生徒たちは、雨よけ以外にも、日よけ、防具、飾り、道具など、想像力を働かせて多様な視点から「傘」を再解釈していました。

次回の授業では、さらに具体的な社会課題に目を向けます。
 ・「自分がJR伯備線の担当者もしくは高梁市内のバス会社の一員だったら、高梁市を“人やお金が集まる地域”にするには何ができるか?」
 ・「自分が地域のスポーツクラブの運営者だったら、岡山県をより魅力ある地域にするためにどんな取り組みができるか?」
というケーススタディに取り組む予定です。

生徒たちが地域の現実に向き合い、自らのアイデアで未来を描いていく——そんな姿勢を大切にしながら、今後も探究の時間を積み重ねていきます。

Grow with Grit!(やり抜く力)= Perseverance(忍耐力)× Passion(情熱)

#高梁高校 #たかこう #総合的な探究の時間 #方谷学 #探究学習 #思考力を育てる #創造力の授業 #ミネソタ大学入試問題 #傘の可能性 #地域課題に挑戦 #未来を創る学び #自ら考える力