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「ひと」に登場!_たか高卒業生・間野博行さん、国立がん研究センター理事長に就任
高梁高校卒業生・間野博行さん(昭和53年普通科卒)、がん医療と研究の中核を担う 国立がん研究センターの理事長 に就任され、6月10日(火)の山陽新聞で紹介されました。
ひと 国立がん研究センター理事長に就任 間野 博行さん 最適で最新の医療を
/掲載日:2025年06月10日/紙面:山陽新聞朝刊/掲載:4ページ/
がんの医療や研究で中核的な役割を担う国立がん研究センターのトップになった。「最適で最新の医療や予防法を国民に届けるのが使命だ」と語る。医師であり、肺がんの原因を解明して薬の開発につなげた世界的な研究者。近年は遺伝子を調べて患者に合った治療法を提供する「がんゲノム医療」の普及にも力を入れてきた。
高梁市出身。ラジオなどを自分で組み立てる理系少年だった。小学生の時にはアマチュア無線の免許を取得した。
高梁高から東京大医学部に進学。研修医になって担当した白血病患者が抗がん剤治療の結果、感染症を合併して亡くなるのを目の当たりにした。医師の仕事にはやりがいを感じていたが「がんの原因に直接働きかける、洗練された医療が必要だ」と研究者の道を選んだ。
米国留学を経て2007年、自治医科大(栃木県)で、一部の肺がんの原因が「EML4―ALK」という融合遺伝子だと突き止め発表した。4年後には、これに作用する薬が米国で実用化。投与した患者の病状が劇的に改善したのが「仕事人生で最も印象深い出来事だ」と話す。
18年には国立がん研究センターの初代がんゲノム情報管理センター長に就任。がん細胞の遺伝子変異を調べる「がん遺伝子パネル検査」を受けた全国の患者のデータを集め、治療に生かす仕組みを構築した。24年に山陽新聞賞(学術功労)を受賞した。
現在は海外の薬が日本で使えないドラッグロス問題の解決に「全力を注ぎたい」。クラシック音楽鑑賞が趣味の66歳。
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