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たか高の今を伝えます

「お金の知識は生きる力」_未来を守る金融リテラシー講座

6月13日(金)7限LHRの時間に、3年生に向けて金融教育の特別講義が行われました。講師を務めたのは、学年主任の奈須先生。卒業後の進学・就職を控え、これから社会に出ていく生徒たちにとって、「お金との付き合い方」を見直す貴重な機会となりました。

今回のテーマはずばり、“資産運用”と“金融トラブル”。
一見、難しそうな話題ですが、奈須先生のユーモアあふれる語り口と、○×形式のクイズを交えた展開に、生徒たちは楽しみながら真剣に取り組んでいました。


資産運用編:未来のお金について考えよう

まずは、資産運用に関する○×クイズ。

Q1:「資産運用して得た利益には約10%の税金がかかる。」
→ ×(実際には約20%)
「思ったより高い!」という声もあがり、税金についての関心が高まりました。

Q2:「小学校から大学(国立)までに必要な学費は約770万円と言われている。」
→ 〇
進学後の費用を現実的に考えるきっかけになったようで、生徒たちは資料に目を落としながら真剣にメモを取っていました。


金融トラブル編:甘い言葉にご用心!

後半は、身近に起こり得る金融トラブルを題材にしたクイズ。

Q3:「本当に大好きな恋人から『これが売れないとクビになる』と相談されたので買ってあげた。」
→ ×(典型的な“情につけこむ”悪質商法)

Q4:「大学でできた毎日のように遊ぶ親友から『絶対に儲かるから!』と投資の話をもちかけられたので、お金を渡した。」
→ ×(詐欺やトラブルの可能性大)

これらの問いかけに、生徒たちは「うっかり信じてしまいそう…」「相手が親しい人でも冷静になることが大事」と、改めて自分の価値観と向き合っている様子でした。


奈須先生からのメッセージ

授業の最後には、奈須先生から次のような大切なメッセージがありました。

「甘い話には必ず裏がある!『おかしいな』と感じたら、立ち止まる勇気を持とう。
一人で抱え込まず、信頼できる人に相談すること。そして、必要なときは専門機関に頼ること。
正しい知識を身につけ、情報は常にアップデートしていくことが、自分の身を守る力になる。」


高校生活も終盤に差し掛かる3年生たちにとって、この講義はまさに“社会への準備”として大きな学びとなったはずです。これからも、生徒一人ひとりが「知識」と「判断力」を武器に、安心して自立した生活を送れるよう、学校としてもしっかり支えてまいります。


Overload 〜少しずつ負荷を増やし、少しずつ成長しよう〜

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