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たか高の今を伝えます

卒業生インタビュー_江草真一さん[普通科/平成24年卒]勤務先:江草牧場 

たか高ストーリーズ ~タカコウから始まるミライへ~
在校生、卒業生たちの高梁高校での出会い、学び、これからの夢。それぞれのたか高ストーリーを紹介します。

■活躍する卒業生インタビュー
たか高を巣立った先輩は、どのようにたか高で学び、社会で活躍しているのかを知ることができます。

今回の卒業生:江草 真一さん(普通科、平成24年卒業)
勤務先:江草牧場

Q.進学先での活動や社会人としての経験を教えてください。

家族が牧場経営をしていたこともあり、進路担当の先生の勧めで、真庭市蒜山の中四国酪農大学校に進学しました。大学校では酪農の国家資格である家畜人工授精師・家畜受精卵移植師の資格を取得しました。卒業後は家族の牧場で働くようになりましたが、大学校での学びを生かして牧場経営の効率化や拡大を進めてきました。専門知識を生かして牛の繁殖事業を牧場に導入し、繁殖・肥育の一貫経営を本格化させました。また、IT技術の導入を進め、牧場で管理できる牛の頭数を2倍にしました。近年の成績では、岡山県枝肉共進会の褒賞審査で史上初の2連覇を達成しています。

牧場が生産する備中牛のPR活動を行い、ブランド力を高め、守っていくことも大切な仕事です。毎年、高梁市内の小中学校やこども園の学校給食に備中牛の牛肉を提供しています。子どもたちに好評で、保護者の方から「子どもが美味しかったと言っているので、お肉を注文させてほしい」という連絡をもらうこともあります。備中牛の存在をもっと多くの人たちに知ってもらいたいですね。

Q.たか高での経験が現在の自分にどのように役立っていますか。

在学中は野球部に所属しており、3年間厳しい練習を継続したことで、大抵のことにはめげない忍耐力や強い精神力が培われたと思います。野球部でのレギュラー争いや、定期考査の順位をめぐって競争するなど、仲間と競いながら高め合うことの大切さも、たか高で学んだことです。

そして、いま地域に根差して畜産の仕事をする中で、地域の高校である「たか高」が結んでくれるご縁を実感しています。仕事でお会いする人にもたか高出身の方が大勢いて、そうした方から声をかけていただくと、「たか高」が地域の人と私をつないでくれていると実感します。

Q.学校生活で特に印象に残っているエピソードを教えてください。

松籟祭です。みんなでわいわい楽しくできるところや、先生と生徒が、普段の学校生活では見えない顔をお互い見せあって、特別な絆を作ることができるところが好きでした。また、4階の図書室から見える高梁の市街地の眺めや、中庭の心字池の眺めが好きで、印象に残っています。

Q.後輩であるたか高生たちに伝えたいことはありますか。

私は一次産業である農業に従事していますが、人間にとって必要不可欠な「食べる」を支える仕事に誇りを持っています。高梁やその近隣地域の農業は、いま本当に人手や後継者が少なくなっています。農業の担い手の減少は地域産業の衰退に直結すると思います。農業の担い手になってくれる若い人が出てきてくれることを期待しています。

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