有 終        第3輯    −高梁中学校−


刊行のことば
 有終資料篇第三輯を刊行することになりました。第一輯「山田方谷と有終館」、第二輯「順正女学校」に続いて、高梁中学校に関する資料を紹介するものであります。
 明治二十八年に創設された高梁中学校は、その歴史と伝統にふさわしく数多くの資料を今日に伝えています。この度は、それらの中で高梁中学校との関わりが明白な遺墨を選びました。また巻末の資料は、明治三十七年の「学校一覧」、昭和十一年の「教育要覧」をそれぞれ抜粋し、当時の教育内容を知ろうとするものであります。
 本校は平成七年には高梁中学校創立百周年、順正女学校創立百十五周年、高梁高校発足四十五周年を迎えます。この記念すべき年を機に創立記念特別事業を実施することになっており、本書の刊行はその一つとして位置づけられたものであります。どうか同窓生はじめ多くの方々に愛読され、歴史を繙くよすがとなることを願ってやみません。
 刊行にあたって、金沢大学名誉教授山田琢先生、山陽印刷株式会社をはじめ、多くの方々のご協力に厚くお礼申し上げます。
  平成四年十一月
岡山県立高梁高等学校長
   南   智
校旗

第3輯では、東郷平八郎清水比庵犬養毅をとりあげています。