校 旗


校旗の制定は明治14年の開校以来久しく待ち望まれていたが、大正5年度の本科・実科の卒業生の寄付により、卒業記念としてついに実現することとなった。出来上がった校旗は京都にて調製されたもので、そのデザインは「地質は塩瀬にして此を二枚合わせとし色は紫百合の花を白に抜き縁に白き総を施し」(「園の音信」18号)たものとなっている。この校旗は、大正6年12月10日、満37年の創立記念日に、順正女学校のシンボルとして初めて講堂に掲げられ、ここに開校以来の積年の希望が達せられたのである。 校旗