奥田 樂山 (おくだらくざん)

漢学者、詩人。名は盛香、通称は蕉蔵・貞蔵・貞介、号は樂山・蕉窓。儒学を中井履軒に、詩を菅茶山に学ぶ。板倉勝職に仕え、近習頭・吟味役を務め、藩校有終館学頭となる。火災に遭い廃校の議の起こった有終館を中之丁に再興する。学頭を辞した後も、後任の学頭山田方谷とともに板倉勝靜に進講する。風流を自ら楽しみ、住まいを莫過詩亭といった。著書に「莫過詩亭集」「備中話」がある。

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